沖縄i-orderのデザイナー日記

新年　あけましておめでとうございます。
本年も何卒アイ・オーダーを宜しくお願い申し上げます。

本日からアイ・オーダーは通常営業しております。
朝から全員で集まって年初・月初のミーティングを行い、各自お休みの間にたくさんお寄せいただいたメールの対応等に追われている状態です。

休暇中、私 近藤は実家の三重県に帰っておりました。
たくさん充電させていただいたので、今日からまた気持ちを引き締めて、頑張っていこうと思います。


さて、昨日の電車の中でのこと。私の後ろに座っている大学生らしい男性が二人、就職活動の話で盛り上がっているのが聞こえてきました。どうやら高校卒業以来たまたま電車で再会した様子です。
面接官をさせていただくこともあるので、こういった会話はとても興味深く、耳を傾けてしまいます♪
（注：盗み聞きではありません。車両中に聞こえるくらい、大きな声でおしゃべりしていたのです。）

どうやら二人とも、一般企業への就職を諦めて、消防士になると言うのです。
出てくる言葉は、「安定したいし、ボーナスとかもちゃんとあるから」「絶対地元枠があるから上場企業狙うより競争率が低い」「高卒で消防士になったヤツが、年下なのに先輩になるのがイヤだ」「２４時間勤務とか俺、体力無いし」と、なんだか頼りにならない消防士候補さんたちです。

「いつか私も火災にあった時、この子たちに助けられるのかもしれない。」と思いながら聞いていたのですが、ちょっと残念な印象・・・。

海猿の影響が強いのか、私としては「地域の安全を守りたい」、「人命救助にやりがいを感じる！」「カッコいいからやりたい」といった素敵な志しを聞きたかったのですが、友達同士で話す本音はこんなものなのでしょうね。
しばらく就職活動の話をした後、ＬＩＮＥの連絡先交換をして、その後はソーシャルゲームの会話に変わってしまいました。

きっと実際の面接では、素敵な志望動機を考えて、しっかりした好青年に見える様、身なりも整えていくのでしょう。
でも、私はそれでも良いと思っています。
特に営業職等は、本音はどうであろうと、いかに上手くお客様にアピールするかが重要なので、面接官に好印象を与えて、就職後に業務や勉強・訓練に励んでいただければ、それで良いのです。
自己アピールも、考えを練って入念に準備したり、その場で臨機応変な頭の回転が必要とされるスキルなので、その後の仕事に大きく関わる能力です。

逆に、ありのままの自分で、普段の友達と同じように面接官に接してこられたら、「本当に入社したいのかな？」と疑問に思ってしまいます。

ちなみに彼らは、「どうして消防士になりたいのに、４年制の大学に進学したの？」という質問が怖いそうです。（答えを持っていないから？！）

そういう私も、今ではネットショップの仕事が面白いと思って日々取り組んでいますが、初めてホームページを作ったのは自分の意志ではなく上司からの指示でしたし、なんとなく大学に通っていたと思います。

自分が大学４年生の頃も就職難だったので、私も苦労しました。自分で面接が苦手なことは自覚していましたが、今振り返ると、本当に下手だったと思います。
自分が面接官だったら、絶対自分を採用しなかったでしょう・・・。

ある大手企業の人事担当者がテレビで言っていたのですが、「結局は人間が選ぶんだから、一緒に働きたいって思える人を選ぶよね。」だそうです。
私も同感です。但しこれは、見た目とか、頭がいいとか、性格がいいといった単純なことではないのです。
これを、ほんの数分間の中で表現しなければいけないのですから、大手企業の面接を受ける大学生は、本当に大変ですね。

私の年末年始休暇の最終日は、今どきの就職活動話に聞き耳を立てて、締めくくられました。